まずは岡山市全体の戸建て売却データについて見ていきます。
直近2年間(2022年3月〜2024年2月)のデータによると、この期間で行われた戸建ての売買は「639件」であり、平均成約価格は「およそ2150万円」です。
また時期別に見ると、取引が多かった時期は2022年9月から2022年11月の「85件」、次いで2023年6月から2023年8月の「84件」となっています。ちなみに、成約件数が少なかったのは2022年12月から2023年2月の「67件」、2023年3月から2023年5月の「73件」です。
さらに、平均成約価格が高かった時期は2023年6月から2023年8月の「およそ2385万円」、低かった時期は2022年3月から2022年5月の「およそ1870万円」となっています。
同じ岡山市内でも、エリアによって戸建売却における傾向が異なります。そこで「北区」「南区」「東区」「中区」それぞれのエリアごとの取引について見ていきましょう。こちらは2021年7月から2022年9月までのデータとなっています。
まず、北区においてはこの期間での取引が「79件」となっており、中区は「100件」、東区は「54件」、南区は「77件」となっています。
平均取引価格については、北区が「およそ2374万円」、中区が「およそ2125万円」、東区が「およそ1607万円」、南区は「およそ1979万円」となっています。このことから、2021年7月から2022年9月の戸建売却のデータからは、岡山市の中では取引件数では中区が多い傾向があったものの、売却価格については北区の戸建が高額で取引される傾向があるといえるでしょう。
売却時期 | 2022年2月 |
---|---|
所在地 | 岡山市東区瀬戸町万富 |
取引総額 | 2,700万円台 |
間取り | 3LDK |
面積 | 88㎡ |
建築年 | 2018年 |
売却時期 | 2022年2月 |
---|---|
所在地 | 岡山市北区富田 |
取引総額 | 5,200万円台 |
間取り | 3LDK+S(納戸) |
面積 | 105㎡ |
建築年 | 2021年 |
売却時期 | 2022年2月 |
---|---|
所在地 | 岡山市南区西紅陽台 |
取引総額 | 1,700万円台 |
間取り | 4LDK |
面積 | 119㎡ |
建築年 | 1988年 |
売却時期 | 2022年2月 |
---|---|
所在地 | 岡山市中区平井 |
取引総額 | 6,200万円台 |
間取り | 5LDK |
面積 | 258㎡ |
建築年 | 2000年 |
売却時期 | 2022年2月 |
---|---|
所在地 | 岡山市東区瀬戸町万富 |
取引総額 | 2,700万円台 |
間取り | 3LDK |
面積 | 88㎡ |
建築年 | 2018年 |
売却時期 | 2024年 |
---|---|
所在地 | 岡山市北区伊島町 |
取引総額 | 2,500万円 |
間取り | 記載なし |
面積 | 140㎡(延床面積) |
建築年 | 2002年 |
売却時期 | 2024年 |
---|---|
所在地 | 岡山県岡山市中区雄町 |
取引総額 | 1,600万円 |
間取り | 記載なし |
面積 | 130㎡(延床面積) |
建築年 | 1993年 |
売却時期 | 2024年 |
---|---|
所在地 | 岡山県岡山市東区瀬戸町瀬戸 |
取引総額 | 3,100万円 |
間取り | 記載なし |
面積 | 100㎡(延床面積) |
建築年 | 2020年 |
売却時期 | 2024年 |
---|---|
所在地 | 岡山県岡山市東区金岡東町 |
取引総額 | 1,700万円 |
間取り | 記載なし |
面積 | 115㎡(延床面積) |
建築年 | 2011年 |
売却時期 | 2024年 |
---|---|
所在地 | 岡山県岡山市南区新福 |
取引総額 | 2,600万円 |
間取り | 記載なし |
面積 | 165㎡(延床面積) |
建築年 | 2001年 |
まず売却する家にどのようなアピールポイントがあるのかをしっかり把握した上で、それの内容を不動産会社に伝えましょう。例えば「スーパーまで近い」「病院や学校が近くにあって便利」「特急が止まる駅が近くにある」といったことを不動産会社にアピールすると査定金額を上げられる可能性もあります。不動産会社に査定を依頼する前に、どのような魅力があるのかを考えてみてください。
アピールポイントともに、売却しようと思っている家がどのような状態なのかをしっかりと確認しておきます。
例えば「雨漏りしていないか」「設備が故障していないか」「シロアリの被害が出ていないか」といった点などをチェックしておきましょう。もしこのように通常では気づかないような家の不具合や欠陥が売却後に見つかった場合には、売主の負担で補修する必要があります。そのため、何か不具合がある場合にはできるだけ補修を行い、売買契約を結ぶ際に家の情報を買主に伝えることが必要になってきます。
戸建売却をスムーズに進める場合には、まず買主への印象が大切です。そのためにも家の外観や室内の清掃、補修を行うことによって印象をアップさせられます。
例えば外壁を補修する、庭の手入れをこまめに行う、室内の整理整頓を行っておくといったことが考えられます。また設備が傷んでしまっている場合にはリフォームを行うという選択肢もありますが、この場合には不動産会社と相談しながら進めていくことをおすすめします。
不動産会社選びも非常に重要なポイントとなってきますので、しっかりと売却活動を進めてくれる不動産会社を探してください。何か連絡をした時にスピーディーに回答がもらえる、さまざまな売却方法を提案してくれる、また親身に話を聞いてくれるといったように、不動産会社を選ぶときには注意しておきたいポイントがあります。納得できる売却ができるように、信頼できる不動産会社を選びましょう。
岡山市で戸建てを売却する際には、まず相場を正確に把握することが重要です。市場動向やエリア別の価格差を理解することで、適切な売却価格を設定することができます。相場調査を行わずに価格を設定すると、売却までに時間がかかったり、逆に早すぎて損をしたりするリスクがあります。信頼できる不動産会社と連携し、最新のデータをもとに戦略的に売却活動を進めることが、高値での売却を実現する鍵となります。
岡山市の不動産市場は、全国的なトレンドに影響を受けつつも、独自の動きを見せることがあります。現代では、リモートワークの普及に伴い、都心から郊外への移住が増えており、岡山市でも駅から離れたエリアの需要が高まっています。こうしたトレンドを踏まえた売却戦略を立てることで、より有利な条件で物件を売却できる可能性が高まります。特に、過去の売却事例や現在の市場データを活用し、賢く売却を進めることが重要です。
岡山市の戸建て市場では、季節ごとに売却の適したタイミングが異なります。一般的に春と秋は引っ越しシーズンであり、購入希望者が増えるため、売却活動が活発になります。一方で、夏や冬は市場がやや停滞する傾向があり、売却までに時間がかかることもあります。しかし、競合物件が少ない時期を狙うことで、価格交渉で有利に立てる場合もあるため、季節要因を踏まえた売却戦略を考えることが大切です。
こちらのページでは、岡山市における戸建売却について解説してきました。同じ岡山市でも、それぞれのエリアによって相場や傾向が異なってきますので、信頼できる不動産会社と相談しながら売却活動を進めていくことがおすすめです。
また、こちらの記事でご紹介した「高く戸建てを売却するためのポイント」もぜひ参照しながら、大切な家の売却を進めていきましょう。
ここでは、売却経験者が不動産会社を選んだ「実績が豊富」「担当者の実績」「アクセスの良さ」といった決め手と実績から、岡山市でおすすめの不動産会社をご紹介。
これから不動産の売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【選定基準】Googleの「岡山市 不動産売却」検索結果48ページに表示される公式HPのうち、以下の実績を有する不動産会社3つを選定(2022年6月22日時点)。
・ウェーブハウス:岡山市で不動産売却に対応する会社のうち、岡山市に本社があり、岡山市中古マンション取引件数No.1
・三井のリハウス:岡山市で不動産売却に対応する会社のうち、全国売買仲介取扱件数が35年連続でNo.1
・ハウスドゥ:不動産売買仲介専門フランチャイズで、岡山市店舗数No.1